墨出し
墨出しとは建設工事を行うために必要となる基準線を地面や壁に書き出す作業のことを言います。
建築現場では正確性が求められるため、墨出しを行い設計図を原寸大に書きます。
墨出しには水平を表す【レベル墨】や柱や壁の中心を表す【芯墨】、墨出しを行う場所に障害物がある場合に別の場所に墨出しを行う【返り墨】などがあります。
墨出しで線を引く際には【墨つぼ】という機械を使用し、墨がついた糸を通してはじくことで直線が引けます。
最近ではレーザーの光を使って線を引く【レーザー墨出し器】も多く使用されています。
他にも角度の測定、地面の高低差の測定をする際に使用する器具もあり、用途に合わせて測量機器の使い分けを行います。
また、墨出しの他にも、建物の位置だしとして測量を行うこともあります。